成人矯正

矯正治療で取り戻す美と健康

歯並びが乱れていることに、「見た目が気になる……」といったお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?
歯並びが乱れていると噛み合わせも乱れていることになるため、うまく噛めなくなります。
また、歯みがきのしづらさから虫歯や歯周病を招きやすくなったり、全身のバランスが崩れることで頭痛や肩こりなどの全身トラブルを引き起こしたりすることもあります。
しかし、それらのデメリット以上に気になるのは、「口元の見た目」といった方は多くいらっしゃいます。
矯正歯科では、乱れた歯並びや噛み合わせを整える治療を行います。
これらを整えることで、歯、そして全身への負担を軽減するだけでなく、審美性を向上することもできます。
あなたも矯正歯科で口元の美しさを取り戻しませんか?

石崎歯科医院の取り扱い装置

中学生以上が目安(大人用)

メタルブラケット

メタルブラケット一般的に使用される金属製の矯正装置。
金属色が目立ちますが、丈夫で低価格での治療が可能です。

セラミックブラケット

セラミックブラケットセラミック製の矯正装置。セラミックは歯の色に近いため、目立ちにくくなっています。
費用はやや高くなりますが、治療効果はメタルブラケットとほぼ変わりません。

アライナー

アライナーアライナーとはマウスピースのことです。
近年ではアライナー矯正が進化し、ワイヤーを使わなくても矯正が可能になりました。
食事や歯磨きのときに取外し可能なこともメリットです。

4歳くらい~中学生(小児用)

マイオブレース(T4K)

セラミックブラケット段階的にマウスピースを交換していき、お顔周りの筋機能を正しながら本来の歯の位置へ導く矯正装置です。
トータルコストに優れた小児用マウスピース型矯正装置です。

当院の矯正治療は対象年齢(歯列の構成内容)に応じて装置をご提案しています。

①主に、中学生以上の方を対象としたブラケットと呼ばれる従来の装置を用いた矯正治療
②乳歯列期(4歳くらい)~混合歯列期(小学生位まで)を対象とし、筋機能訓練を用いたマイオブレース(T4K)という矯正方法です。
こちらは特殊なマウスピースを使用します。
マイオブレースとは、オーストラリアのDr.Farrellが提唱した治療方法で「不正咬合の原因となる口腔習癖(舌癖、口呼吸など)を治療すれば、本来子供が持っている正しい歯並びを獲得出来る」という考えに基づいた治療方法です。
この考え方は20年以上前からDr.Farrellにより実践され、最近ではAJO-DO(権威あるアメリカ矯正歯科学会の公式雑誌)にも掲載されています。
世界的に認められ、日本ではまだ少数ですがこの治療方法を取り入れる医院も増えてきています。
当院ではこの考えに基づき、お子さんの生涯を見据えた治療方法をご案内しています。
2つの治療方法の違いについては下記ご参照ください。

①一般的矯正装置 ②マイオブレース(T4K)
装置 ①一般的矯正装置 ②マイオブレース(T4K)
対象年齢 主に、中学生くらい~。 永久歯列が対象。 歯並びが悪くなってしまった永久歯列への治療になります。 4歳位~中学生くらいまで。
乳歯列期~混合歯列期が対象。
歯並びや口腔機能を改善するように、予防的に行う治療です。
治療期間 装置を装着してから2~3年が目安。
保定2~3年程度。
実際には数年~永久(保定期間)に及びます。
2年間を目標としています。
痛み 個人差がありますが、調整後に多少の痛みが伴う場合があります。 トレーナー(装置)を経過に合わせて交換するのですが、交換直後は装置に慣れるまで違和感があります。
抜歯の必要性 抜歯が必要なケースが多い。 抜歯の必要がない。
治療後の仕上がり 綺麗に並ぶ。
やや噛み合わせが不安定になりやすい。
後戻りが起きる可能性が高い。
見た目、機能的にも自然な仕上がりに期待できます。
T4Kとは、筋機能を正すことで結果的に歯並びが綺麗に並ぶ考え方です。
注意事項 取り外しができないため虫歯になりやすい。また、趣味、部活などに影響が出る場合があります。 トレーニングを怠ると、一般矯正への移行が必要になることがあります。
本人・親御さんの双方の努力が必要不可欠。
保定 保定装置が数年必要な場合があります。 装置は不要。 トレーニングの継続を推奨。
後戻り 筋機能訓練を併用することで、後戻りを抑制することができます。 なし。
ただし、悪習癖が出てくると、ずれてきます。
トレーニング
(筋機能訓練)
行わなくても綺麗には並びますが、トレーニングの併用を推奨しています。 1日に30分程度のトレーニングを行います。
その他のメリット 筋機能訓練を行った方はT4Kと同じメリットが追加されます。 アレルギーの改善、正しい姿勢の獲得、正しい嚥下の獲得等、多岐にわたります。
治療費(目安) 66万円~ 27.5万円

※治療費は税別価格となります。
高校生以上の患者様は従来の矯正装置(ブラケット)以外の選択は基本的にはありませんが、筋機能訓練を取り入れることでより早く、機能的かつ永久的に綺麗な歯並びを獲得することが可能です。
通常の矯正治療を選んだ方でも、ご希望があれば筋機能トレーニングまで当院ではサポートを行っています。
(筋機能訓練:1回のトレーニング費用3,300円(税込)。回数は必要に応じて2~3回、またはそれ以上)
生涯を見据えた矯正方法を取り入れることで、矯正にかかるトータルコストを大幅に軽減することも可能になります。
お子さんがいらっしゃる親御さんは是非お気軽にご相談ください。

注意事項
永久的な効果をお約束するものではありません。
筋機能訓練を行い、その習慣を獲得しても口呼吸やその他の悪習癖により歯並びが悪くなることも考えられます。
普段から口腔習癖に対する注意や定期的なトレーニングが必要です。
歯並びが多少悪くなってしまっても、このトレーニング方法を習得していれば早期に気づくことができ、トレーニングを反復することにより後戻りを抑制できる可能性もあります。 それほど、筋機能の獲得は重要になってきます。

矯正治療の流れ

01カウンセリング

カウンセリング歯並び・噛み合わせでお悩みの点をじっくりお伺いします。
治療方法や治療期間、費用などについて概要をご説明します。

02精密検査

精密検査歯型採取、口腔内・顔面の写真撮影、レントゲン撮影などを行い、歯並びや噛み合わせの状態を調べます。
また、顎の位置の検査も行います。

03歯みがき指導

歯みがき指導治療中は装置のために歯みがきしづらくなります。
そのため、治療中の歯みがきの方法をアドバイスいたします。

04診断・治療計画立案

診断・治療計画立案検査結果を基に、今後の治療計画・期間・費用について詳しくご説明します。

05治療(動的治療)開始

治療(動的治療)開始治療計画をご理解いただけましたら、矯正装置を装着します。
治療中は1~2か月に1回のペースで調整していきます。

06保定・経過観察

保定・経過観察装置による動的治療が終了したら、保定期間に入ります。
保定中はマウスピースや歯の裏側に固定するタイプの装置を使います。
3~6か月に1回のペースでメインテナンスにお越しください。

07治療終了

治療終了保定後も問題がなければ治療終了です。
治療後も1~2年に1回のペースで定期検診を受けましょう。

ブラキシズムを知っていますか?

ブラキシズムとは、お口やその周辺の器官に見られる習慣的な癖の一つです。
代表的なブラキシズムには以下の2つがあります。

歯ぎしり

睡眠中に行われます。自覚があることは少なく、周囲の人から知らされてはじめて気付くことがほとんどです。

噛みしめ

日中・夜間にかかわらず、無意識のうちに歯を食いしばってしまうことです。

ブラキシズムの怖さ

ブラキシズムは歯やさまざまな器官に悪影響を及ぼします。

歯への影響
・歯がすり減る
・知覚過敏になりやすい
・冠や詰め物が外れやすくなる
・歯にヒビが入る
・歯周病が進行しやすい
さまざまな器官への影響
・顎関節症(顎の障害)を招く
・口まわりの筋肉に痛みを引き起こす
・顎のずれを引き起こす
・顔面がゆがむおそれがある
・頭痛、肩こりなどを引き起こす

このようにブラキシズムは放っておけない癖ですが、ご自身で発見するのは難しいもの。
その理由には、以下のようなものがあります。

01自覚症状がない

無意識のうちに行われるため、気付けないことがほとんどです。
また、音を伴わないこともあり、他人にも指摘されない場合があります。

02影響が現れにくいことも

継続的にブラキシズムをしている人もいれば、一時的にしている人もいます。
一時的な場合は、ブラキシズムによる影響が現れにくいため、発見しにくいのです。

03診断が難しい

ブラキシズムと断定するには専門的な医療機器が必要なため、一般的な歯科医院では診断が難しいとされています。
また、日中の「かみしめ」は測定できないことからも、診断が難しいとされています。
歯ぎしりをしているという自覚症状もなく、家族の方からも指摘されない場合自分だけでは判らないものです。
当院に来院して頂ければお口の中を拝見すれば大体の状態を把握できます。
もしもご自分で確認してみたい方は次の場所を鏡で見てください。

  1. 犬歯の先や前歯の先端が欠けたり真平らになっていませんか?
  2. 下あごの内側(犬歯あたりの内側)に骨の出っ張りはありませんか?
  3. 犬歯よりも奥側の歯の根元が欠けていませんか?

ブラキシズムと顎関節症

単なる“お口の癖”と軽視されがちなブラキシズムですが、実は顎関節症を招く要因の一つになっていることをご存知ですか?
顎関節症とは顎の関節に障害が現れる疾患で、「口が開かない(開けにくい)」「口の開閉時にガクガク鳴る」というもの。
歯ぎしりや噛みしめなどのブラキシズムにより顎に負担がかかることで、顎関節症を引き起こしてしまうことがあるのです。
顎関節症はブラキシズム同様、顎の関節だけでなく全身に悪影響を及ぼします。
ブラキシズムと顎関節症は密接な関係にあるのです。

口腔筋機能療法(MFT)

舌の位置が悪かったり、鼻呼吸ができなかったりすると、歯並びや噛み合わせに影響が出ます。
口腔筋機能療法(MFT)とは、矯正治療を円滑に進め、口の周りの筋肉(舌、唇、頬など)を鍛え、正しく機能させるための治療法です。

あなたの舌の位置は正しい?

歩いているとき、テレビを見ているとき、電車やバスに乗っているときなど、舌の先がどこにあるか意識したことはありますか?
「舌の正しい位置?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、舌には正しい位置があるんです。

あなたの舌の位置はどこ?

  1. 上顎にくっついている
  2. 上顎の前歯の裏側に触れている
  3. 上下の前歯を噛んでいる
  4. 下顎の前歯にくっついている
  5. 唇の裏側にくっついている

実は正しい位置は「1 上顎にくっついている」が正しい舌の位置です。
2~5を選んだ人は、いわゆる「舌癖」があります。

舌癖

舌癖とは、舌が正しい位置ではなく下や手前に置いて、歯を後ろから押したりする癖のことです。
舌癖のある人は、飲み込むときに舌に強い力がかかり、歯が前に押し出されます。
その時、唇や頬の筋肉が弱っていると、歯を外から支えることができません。
その結果、出っ歯になったりすきっ歯になったりして、上下の歯のかみ合わせが悪くなってしまうのです。
特に鼻呼吸が困難な方などで口が常に開いている方は特にご注意ください。
サ行、タ行、ナ行、ラ行が舌足らずな発音になるかもしれません。

大人の方にもMFTはおすすめです

MFTは、子供だけでなく大人にも有効な治療法です。
しかし、成長期の子供と違って、MFTだけで歯列を改善するのは難しいですが、当院では40代の方がオープンバイトを治したケースがあります。
大人はすでに骨が丈夫なので、年齢を重ねるごとに順応性が低くなっていきます。
基本的に成人は、矯正装置による矯正と、口腔筋機能療法(MFT)による口腔機能の改善を組み合わせています。
MFTの詳しい方法は矯正のときにぜひご質問ください。

院長より矯正歯科に関するメッセージ院長より矯正歯科に関するメッセージ
矯正治療で歯並びを整えたことで、美しい口元を手に入れ、明るい性格や素敵な笑顔を取り戻した方は多くいらっしゃいます。
乱れた歯並びでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
また、ブラキシズムは自覚症状に乏しく、なかなかご自身では気付きにくいものです。
当院では、ブラキシズムの診断に必要な医療機器を完備し、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療法のご提案も可能です。
早期発見できれば悪影響も少ない範囲で済み、患者様の負担軽減にもつながります。 気になる症状などがありましたら、お気軽にご相談ください。
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